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2022年7月

2022年7月27日 (水)

はじめてのインターネット体験

この文章は、ほとんど21年前に書いた原文のままです。

長い書き込みになりますが、恥を忍んで、私のインターネット体験を赤裸々に報告したいと思います。

最初の1ヶ月は、電話の割引サービスも利用せず、ダイヤルアップ(アナログ回線-56k modem-市内通話)で繋いでいました。

 2001414日(土)午後10時頃、つながったのはとてもうれしかったけれど、大学からしていたときに比べ通信速度が気絶しそうなほど遅く、思わず「おっせー!」と叫んでしまいました。○○大学のホームページなど、きちんとつながるかどうか確かめるためにホームページを34箇所見ただけなのに、もう1時間も経ってしまいました。

 最初の1ヶ月は、接続時間を異常なほど意識して緊張しまくりました。いかに速く要領よく必要な情報を入手するか、真剣勝負でした。

 私は、今年3月まで5年半もの間大学の研究室でインターネットを使ってきましたが、情けないことに、自分の接続時間が1ヶ月あたり何時間程度だったのか(あるいはこれから何時間程度使うのか)全く把握していませんでした。実際に自宅からつないでみて、私の接続時間に対する感覚が1桁も2桁も狂っているということに気付きました。

 結論から言うと、うちの研究室にいた頃は無料で使い放題だった私にとって、接続料は定額制(無制限コース)にしておかないと大変厳しいということがよく分かりました。単に、定額制のほうが安上がりというだけでなく、15円が消えていく・・・と思うと耐え難いほどストレスがたまります。接続料が入会月無料であったおかげで、4月中は良いシミュレーションができました。「利用状況照会」で自分の接続時間を見て、驚きあきれると同時に、「私、そんなに使いまくっていた!? 5年半も使っていてどうして今まで気付かなかったの?」という自責の念に駆られました。もし入会月無料でなく且つ料金コースが途中で変更できなかったなら、かなりの接続料(約10000円)を取られてしまったことでしょう。

 電話代の方は、請求書が来る前に(5/15ごろ)接続時間から概算してみました。すると、普通の市内通話よりアイプラン(登録した市内の1電話番号に対する通話料が、7500円分までは月額3000円で利用できるという割引サービス)を利用した方がかなり安上がりになるということが分かり、少しショックでした。また、月額使用料だけを考えれば(工事費・機器購入費を除けば)、フレッツISDNまたはADSLにした方が、普通の市内通話より少し安くなるほど使いまくってしまったということに気づき、かなりショックでした。でも、気を付けてやっていたので、電話代を10000円未満に納めることには成功しました。私は今までこんな高い電話代を払ったことは一度もありません。

 1ヶ月経つと自分の接続時間がだいたい分かり、落ち着きましたが、その後約1週間は頭痛に、更にその後1週間は禁断症状(本などの衝動買い)に悩まされました。

電話代も38.5円が消えていく・・・と思うと、とてもやりづらいです。この際思い切ってADSLにしようかとも思いましたが、近々引っ越す可能性もあるので、交換機工事だけで済むアイプランを選びました。5/20NTTに電話してアイプランを申し込んだのですが、実際にアイプランの料金が適用されるのは6/16以降だということを聞かされました。つまり、6/15までは、2ヶ月連続電話代を取られまくりということです。6/23に会社の寮に引っ越すことが決まり、6/10ごろアイプランを利用前にキャンセルし、その電話回線も6/26に利用休止しました。・・・引っ越したらもちろん、アクセスポイントも変更しました。

 あれから2ヶ月半経った今(7月上旬)では、すっかり慣れ、実時間が分かるようになったし、やりすぎないコツも掴みました。

就職したら忙しくなるので、接続時間は今までの半分以下に減るのではないかと期待していましたが、今のところ思ったほど減っていないようです。

 また、最初の3日間は通信速度の遅さにいらいらしましたが、今では遅いのに慣れてしまいました。情報基盤センターのホームページを見て知ったのですが、○○大学のLocal Area NetworkATM専用回線で、199712月から各建物ごとに申請が通れば光ファイバーを引き込むことができるようになったそうです。高校の物理で光ファイバーの原理について勉強したことがあります。もしかすると、こんな恐れ多いものを知らずに使っていたのかも知れません。

 いずれにせよ、私に限らず、この研究室の人々の大部分が、大学でインターネットをするのを止め自宅からだけする場合、接続料も電話代も定額制(もしくは割引制)にしておかないと、経済的にも精神的にもかなり厳しいのではないかと思いました。

自分が今年3月まで非常に恵まれた環境に置かれていたことを思い知らされました。

 8/1から、やっとアイプランの料金が適用されることになり、割とゆったりした気分でインターネットをすることが出来るようになりました。今までの利用実績を見る限り、よほどひどい使い方をしない限り、上限7500円を超えることはないと思います。

電話代が安くなったのは良いのですが、次のような問題があります。

電話代を払うのは私ですが、寮の電話は、会社が所有する権利でもって会社のお金で取り付けてもらいました。そこで、割引サービスを利用することについて、事務員に事前に許可を取りました。7/8にアイプランを申し込んだのですが、なかなか私の手元に「ご注文内容のお知らせ」(工事完了通知書)が届きませんでした。

なんと、私は、7/30に会社で事務員からその書類を受け取る羽目になってしまいました。おかげで、アイプラン3000を申し込んだことも、8/1からということも、私が使っているアクセスポイントも全部バレてしまいました。ただ手渡されただけで、それについて追求されなかったから良かったのですが・・・。

寮では、プライバシーを守るのが難しいなと思いました。

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